Eris3.5はゲームも音楽にも最高のモニタースピーカーだった

ゲームも音楽も映画鑑賞も好き!良い音でコンテンツを楽しみたいと思った時に、選択肢として浮かんでくるのがモニタースピーカー。

モニタースピーカーの中でも1万円台という価格帯で最高の音質と言われている、PreSonus Eris 3.5ですが、モニタースピーカーと普通のスピーカーと何が違うのか？どんなものを用意すれば良いのか？など疑問がたくさん出てくると思います。

この記事ではこのような疑問にお答えします。

• Eris 3.5 でゲームをして満足いく音が出るのか不安
• 同じような価格帯のモニタースピーカーでも悩んでしまう
• 音楽や映画鑑賞にも使えるのかな・・・

私が実際に購入してゲームをプレイしたときの音質のレビューやセッティング方法など、リアルな感想で不安を解消していきたいと思います。
これまでに100以上のゲーム周辺機器やガジェットを試してきた私がこの記事を書いています。

Eris 3.5をゲームで使っても満足のいくモニタースピーカー

項目	Eris 3.5（GEN2）	EDIFIER MR3
メーカー	​PreSonus	EDIFIER
低域ドライバー	3.5インチ、ウーブン・コンポジット製	3.5インチ（約85mm）ミッド/ベーススピーカー
高域ドライバー	1インチ、超低質量、シルクドーム型	1インチ（約26mm）シルクドームツイーター
アンプ出力	50W（クラスABデュアル・アンプ）	36W（18W+18W、クラスDアンプ）
周波数特性	80Hz～20kHz	80Hz～40kHz（公式発表）、52Hz～40kHz（実測値）
最大SPL	98dB（@1m、ピーク）	92.5dB（@1m、ピーク）
入力端子	バランス¼インチTRS、アンバランスRCA、ステレオミニ（3.5mm）	バランス¼インチTRS、アンバランスRCA、AUX（3.5mm）、Bluetooth
出力端子	フロントパネルにステレオミニ・ヘッドフォン端子	3.5mmステレオヘッドフォン端子
音響調整	高域および低域のアコースティック・チューニング・コントロール	ルーム補正機能（背面ノブ＋専用アプリ「Edifier ConneX」による設定）
保護機能	RF干渉、出力電流制限、過熱、トランジェントのオン／オフ、サブソニックフィルタ	過熱保護、過負荷保護、短絡保護
パワーセーバーモード	40分後に作動	自動スタンバイモード搭載
キャビネット素材	ビニールラミネート加工された中密度ファイバーボード（MDF）	MDF
寸法	高さ210mm、幅140.5mm、奥行き164mm	幅125.5mm、高さ220mm、奥行き185mm（右）/ 176mm（左）
質量	3.1kg（ペア）	3.85kg（ペア）
付属	スピーカーケーブル、1/8インチRCAケーブル、オスーオス3.5mmジャック	– 電源ケーブル – スピーカー接続用ケーブル – 3.5mmステレオミニ-RCAオーディオケーブル – 33.5mmステレオミニオーディオケーブル
価格	17,600円（税込）	14,980円（税込）

Eris 3.5を購入する際に比較して悩んだスピーカーがEDIFIREのMR3でした。参考までにですが悩んだモニタースピーカの比較表を一応載せさせていただきます。

スペックが近いこともあり、接続できる端子種類や周波数特性など総合的にEris 3.5がスペック的に良かったことやデザインがめっちゃ好きだったので購入の決め手となりました。なんとなく中国製の音響機器に抵抗があった私はアメリカでNo. 1の売上というEris3.5の実績に後押しされた背景もあります（笑）

なぜ私があえてモニタースピーカーを選んだかというと、ゲームはもちろん音楽も映画鑑賞も楽しみたかったからです。そう聞くとBOSE、SONYなどの有名メーカーのスピーカーの方がいいんじゃない？って思われるかもしれませんが、モニタースピーカーの魅力はなんといっても「フラットな音」が最大魅力だと思うんです。

フラットな音と聞くと「つまらない音」のように印象を受けるかと思いますが、私はそんなことはないと思っています。逆に余計な加工がされていないため、映画や音楽の本来のサウンドを忠実に再現でき、映画では役者の声や効果音のディテールが際立ち、音楽では原音に忠実な音のバランスをそのまま楽しめるというところがフラットな音の強みであると考えます。

元々使っていたRazer Nommoのスピーカーですが、こちらのスピーカーも決して劣っているということはないのです。低音の迫力も感じられますし、音もクリアで聴きやすく購入当時はかなり満足して2年ほど使用していました。今でもたまに使っている大好きなスピーカーの一つです。

しかし、Eris3.5で聴いた音に驚きました。今まで聞こえていなかった音が聞こえるんです。

例えば、一番わかりやすいのは環境音です。森にいるときの鳥の鳴き声や風が吹いた時の草木が擦れる音など、今まで意識していなかっただけなのかな？と思いましたが聴き比べてみると違いがはっきりとわかります。モニタースピーカにして、効果音や環境音の偉大さに初めて気づいた瞬間でした。

モニターで映像が綺麗になるよりも、音が良くなった方がゲーム体験のクオリティは上がると言っても過言ではありません。そのぐらい、音ってゲーム体験を豊かにしてくれる重要な要素なのだと気付かされました。

間違いなくスペックも音質にも満足できるモニタースピーカー

地味に気に入っているのはスピーカー左側に電源スイッチやボリュームのつまみが付いているところですね。

裏側がこんな感じです。アコースティックチューニングというダイヤルを回せるところがあるのですが、高音域と低音域のそれぞれ調整をすることができ、室内環境や音の好みに合わせて音質の調整することができます。

私のデスク環境ですと、すぐ後ろに壁がくるのでLOW（低音域）のつまみをマイナス側に回して低音が変な響き方にならないように調整をしています。

私のデスク環境では左側にオーディオインタフェースを設置しているので、左側に機材がまとめられるのはメリットが大きかったです。

現PC環境で使用するときはAG03とPCを繋いでTRSケーブルとEris3.5を繋いで音を出していますが、私の環境でも十分良い音を鳴らしてくれています。いつかオーディオ用のUSB DACを購入したいと夢に見ていますので、オススメのUSB DACなどありましたらコメントください。

CS機でゲームをする時はEris3.5のRCAケーブルto3.5mmのケーブルを使ってGame DAC(PS5側)に繋いで使用しています。

スピーカースタンドはサンワダイレクトのクランプ式スピーカースタンドを使用しています。Eris3.5の横幅にジャストフィットだったのですごく気に入っています。直接置くよりもデスクの使える範囲が広くなるのでオススメです。

Eris 3.5は音楽や映画鑑賞にも最適!

音楽制作向けのモニタ―スピーカーですが、PreSonus Eris 3.5（第2世代）実は映画鑑賞や音楽リスニングにも非常に優れたスピーカーです。その理由を詳しく解説します。

1. 原音に忠実なサウンド
   Eris 3.5は、音楽制作現場で使用されるようなモニタースピーカーです。そのため、余計な音の加工がなく、映画や音楽を本来の音質で楽しめるのが最大の魅力です。映画なら役者さんのセリフの声や効果音の迫力が際立ち、物語に没頭できます。音楽なら細かなニュアンスまでしっかり表現してくれます。
   
   聞こえなかった音に気づけるぐらい普通のスピーカーとは違った楽しみが増えるので、さらに深く音楽に映画や音楽に没頭できます。
   
2. ゲームBGMの奥深さを最大限に引き出す
   ゲーム体験で重要になってくる要素の一つとして音楽が挙げられると思いますが、特に楽器の響きやボーカルの透明感などゲームの世界観を音楽からも最大限に味わえれば最高ですよね。Eris 3.5は高音域から低音域までバランスよく再生できるため、作曲者が意図した音の広がりや余韻を余すことなく楽しめます。
   
3. パワフルな低音とクリアな高音
   3.5インチの小型のスピーカーにも関わらず、しっかりとした低音を生み出し、1インチのシルクドームツイーターが透明感のある高音を実現。音に派手な誇張はないものの、長時間聴いても疲れにくいナチュラルな音が特徴です。

ここまで読んで、こう思った方もいるはずです。
「低音が物足りなく感じそう。そんなに迫力がでないんじゃない？」

Eris 3.5は小型ながらもしっかりとした低音を再生できます。特にデスクトップ環境では十分な低音を感じられる設計になっており、映画の爆発音やゲームの重厚なBGMもバランスよく響きます。もしさらなる迫力が欲しい場合は、サブウーファーを追加することでさらに没入感を高めることも可能です。

ゲームサウンドだけでなく、映画、音楽鑑賞を重視する人にとっても、Eris 3.5は大活躍する万能スピーカーです。ゲーム以外のシーンでも最高の音体験を求めるなら、間違いなくオススメできます。

まとめ

Eris3.5は私にとって最高のモニタースピーカーです。今まで色々なスピーカーを試してきましたが、今回このスピーカーに出会ってひとつの答えに辿り着いた感覚で毎日、ゲームも映画も音楽も気持ちよく使っています。

なんとなく今のスピーカーの音に不満がある、もっと良い音でゲームも音楽も楽しみたいと思っている方は本当にオススメできるモニタースピーカーなので、ぜひ今回の記事が参考になりましたら嬉しいです。

他にもゲームにぴったりのヘッドホンのレビューなどもしていますので、良かったらこちらも合わせてお読みください。