ゲームで頭が良くなる?科学が証明した5つのメリットとは

もくじ

1. はじめに|ゲーム=悪の時代はもう古い

「ゲームばかりしてるとバカになるよ!」
子どもの頃にこんなことを言われた経験、ありませんか?

僕はあります。
子供の頃からゲームが好きで朝から晩まで遊んでいましたが、そんな姿を見て親や親戚は呆れていました。幼少期のそんな経験からか、大人になってゲームが趣味ということに恥ずかしい気持ちがありました。

近年、プロゲーマーという職業が誕生してゲームは社会的に認めれ「仕事」としての地位を確立しつつあります。ひと昔前まではゲームは“時間の無駄”とか“勉強の敵”といったネガティブなイメージがありましたが、実は近年の研究ではそのイメージが完全に覆されつつあるんです。

実際、アメリカやヨーロッパでは「教育・医療・脳トレ」といった分野で、ゲームが知的な能力や感情コントロールを高めるツールとして活用される例も増えています。

今回は、「ゲームって本当に頭を良くするの?」という疑問に対して、科学的な根拠に基づいてわかりやすく解説していきます。

2. ゲームで頭が良くなる理由|5つの観点で解説

① 視覚・注意力が高まる(アクション・FPSゲーム)

アクションゲームやFPSでは、素早く状況を判断し、即座に行動する能力が求められます。
これにより注意力・視覚処理能力・反応速度が自然と鍛えられます。Daphne Bavelier(ロチェスター大学)の研究では、FPSをプレイする人は「視覚的な注意力」が高い傾向にあると分かっています。

代表的なアクションゲームはモンスターハンター、エルデンリング、FPSだとAPEXやフォートナイトなどが挙げられます。どれも判断力や反応速度を要求されるゲーム性で普段の生活では体験することができない緊張感も味わうこともできます。

② 空間認識力・記憶力が鍛えられる(Tetris・パズルゲーム)

Tetrisや脳トレ系パズルでは、「どの形をどこに置くか?」といった判断が求められ、空間認識・視覚的記憶が刺激されます。

  • カリフォルニア大学アーバイン校の研究(2009年)では、Tetrisを3ヶ月遊んだ人の灰白質が増加していたことがMRIで確認されました。
  • スタフォードシャー大学の調査では、記憶力や構成力の向上が認められました。
フテラ

ぷよぷよとかも考えて連鎖させたときの気持ちよさは最高!

ニャンティー

ボクちゃんもおやつを連鎖的にもらえたら最高だニャ

フテラ

おやつは1日1個まで!

ニャンティー

そんニャ〜(泣)

③ 問題解決・論理思考が身につく(RPG・シミュレーション)

RPGやシミュレーションゲームは、目的に向かって戦略を練り、順序立てて行動する必要があります。
その結果、論理的思考力・問題解決能力が育まれます。
例えば以下のようなゲームが挙げられます。

  • 『ゼルダの伝説』シリーズ:謎解きやルート探索で思考力UP
  • 『ペルソナ5』:日常スケジュール管理と戦闘での戦略を考えて論理的思考UP

リアルで問題に直面すると本当に嫌ですが、ゲームだとワクワクしちゃいませんか?ゲームで問題解決能力を養っておくと、いざ現実でトラブルが発生した時にゲームで培ってきた問題解決能力でささっと解決できるようになりそうですね。

④ ストレス耐性・感情コントロール力が育つ(ゲーム全般)

ゲームでは失敗・リトライを繰り返すことが多く、自然とストレス耐性や感情コントロールが鍛えられます。
また、成功体験を積み重ねることで自己肯定感にもつながります。

対人戦のゲームはスリルや駆け引きが楽しいですが、時に極度の怒りを感じる場合があります。そんなときはコントローラーをモニターに向かって投げる前に一旦、ゲームから離れましょう。

⑤ コミュニケーション力が向上する(オンライン協力プレイ)

オンラインゲームでは他人との協力・分担・意思疎通が求められます。
このような経験を積むことで、現実の人間関係や仕事でも役立つ対人スキルが磨かれます。

実際に、教育現場でも『Minecraft』などを使ったチーム学習が導入され始めています。

モンハンで役割分担して目標のモンスターをみんなと一緒に倒すのは、楽しいですし自分の強みを活かしてチームに貢献できる体験は素晴らしいです。ゲーム感覚で仕事も取り組めたら最高ですね。

3. ゲームが与える脳への変化|灰白質ってなに?

灰白質とは、脳内で情報処理や記憶・感情を司る重要な部分で脳の中の情報処理センター。
記憶、感情、思考、判断など、心と頭を動かす中心部分で見た目が灰色っぽいことから「灰白質」と呼ばれています。

脳は大きく分けて二つでできています。

  • 灰白質(Gray matter):情報を「考える」「処理する」部分
  • 白質(White matter):情報を「伝える」ためのケーブルのような部分

灰白質はコンピュータでいう「CPU」や「ソフトウェア」で情報を処理する頭脳。会社でいうと「企画・意思決定の部署」の」ようなところで何をするかを考えて判断する場所です。

白質は、コンピュータの「通信ケーブル」で場所と場所をつなぐ繋ぐようなものだと思ってください。

灰白質が増えるとどうなる?

  • 記憶力の向上
  • 注意力の持続
  • 感情の安定
  • 学習効率アップ

灰白質が増えるとストレスの影響を受けづらく、感情のブレーキが効きやすくなることやポジティブな感情を感じやすくなるので、「なんとかなるか」と思える力(レジリエンス)を育てることにも繋がります。
ゲームによってこの灰白質が増える=脳の構造がポジティブに変化していくんです。

4. やりすぎはNG!ゲームとの上手な付き合い方

もちろん、やりすぎや依存は逆効果で灰白質を灰白質減少させることにもなるので注意が必要です。灰白質が減少するとイライラしやすくなり、不安を感じやすくなり、判断力が低下して衝動的になりやすくなってしまします。

ゲームのやりすぎで起こるデメリット

  • 睡眠不足・生活リズムの乱れ
  • 運動不足・社交性の低下
  • 現実逃避・課金依存

1日30〜1時間程度の知的ゲームを継続するのが理想的です。せっかく楽しみながら脳にメリットが得られるゲームなので、やりすぎには注意したいですよね。

ニャンティー

おやつクレー、おやつクレー、おやつ〜

フテラ

おやつ中毒だわ・・・依存には気をつけましょうね♪

5. まとめ

かつては悪者扱いされていたゲームも、今では脳を鍛える優れたツールとして注目されています。ゲームもうまく付き合っていけば、人生に確実にプラスになる趣味なので依存には注意して楽しく遊んで脳トレもしちゃいましょう。

今日のまとめは以下の通りです。

  • 視覚・注意力 → FPSなど
  • 記憶力・空間認識 → パズル系
  • 論理思考・問題解決力 → RPGやSLG
  • 感情制御・達成力 → ゲーム全般
  • コミュ力 → 協力プレイ・マルチゲーム

ゲームは「“遊び”を超えた知的トレーニング」ぜひ、あなたも「楽しみながら脳を鍛える」ゲーム生活をはじめてみませんか?

他にもゲームやガジェットに関する記事を書いていますのでぜひ、こちらもチェックしてみてください。

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